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犬の気持ちがわかる家づくり
犬の気持ちがわかる家づくり
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2013/03/07
「犬とどんな関係をつくりますか?」
世界にはおよそ800種類もの犬がいるといわれています。
犬たちは役割に合わせてさまざまに発達し、人間もその特徴を伸ばすように努力してきました。
核家族、高齢社会になった現代は、ペットとして重要なコミュニケーションの役割を果たしています。
さて、あなたは犬とどんな関係をつくり、どんな暮らしを希望していますか?
「犬だって家出をします」
人間と同じように犬も家出をします。
今いる場所にストレスを感じて脱走するのです。
ストレスを溜めた犬が見せるのが「常同行動」といって、これは同じ場所を同じ順番で歩きまわることをいいます。
このような行動を見かけたらストレスを減らしてあげることはもちろん、犬にとって快適な環境をつくってあげることが大切です。
ただ、犬を優先しすぎて人間生活が二の次になってしまうというケースもあります。
大事なのはまず家族関係をきちんとすることです。
それが不思議と犬にも伝わり、きちんとリーダーを見極めて従うようになるのです。
「夏は暑さ、冬は室内外の温度差に気を付ける」
犬は暑さに弱い動物です。
特に夏のアスファルトの照り返しは大きな負担になります。
また、冬の室内外の温度差にも注意が必要です。
特に子犬や高齢の犬、被毛の薄い犬は要注意です。
これは人間にとっても同じことです。
室内に3度以上の温度差があると危険だと言われています。
高齢者が倒れる場所で多いのがトイレや浴室です。
これは室内外の温度差の急激な変化が原因になっているのです。
「犬と生活するということ」
犬が臭いを感じとる鼻の部分の総面積は人間の37倍と言われ、異臭をかぎつけてくれます。
また、犬は真夜中に異常な音を聞き出す能力も高いのです。
もちろん犬種によって差はありますが、この行動は防犯にもつながります。
今後、ますます高齢化社会や一人住まいが多くなる日本社会に対して、犬はもちろん、他のペットも重要な役割を果たすことになるでしょう。
大切なのはペットのストレスを減らし、人間とペットの共生関係をつくりあげることです。
これは当然、近隣に対してのモラルも含まれます。
そしてペットは今後、ますます家族のコミュニケーションを豊かにしてくれるでしょう。
ペットと住まいの関係を考慮しながら、快適な環境で飼育していくことが大切です。
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