間取りのプランニング
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2013/08/07
間取りについては、施主が始めから自分で書いた間取りをハウスメーカーなどに渡したりするケースもありますが、これはあまりオススメ出来ません。
何故かというと、業者としては契約が取りたいわけですから、建築主の書いた間取りのスケッチをそのまま図面化して見積もりを作成し、そのプランをもとにして契約⇒打ち合わせ⇒着工、と進めていってしまう場合もあるからです。
建築主の方は特別な場合を除いて多くの場合、建築に関しては素人である、ということです。
ですが、経験値の少ない建築主の方が書いた間取りが、そのまま家となって実現してしまうケースも実は少なくありません。
プランニングは、その後の暮らしやすさを左右する重要な部分ですので、プロの力を借りたほうが良いと私は考えます。
そして、建築家に設計してもらう、あるいはメーカーの設計士さんに設計してもらう場合にオススメしたい方法は、家に対して望むことを文章で良いので細かく書いて渡す方法です。
・家族構成
・家族みんなの趣味
・どんな暮らしがしたいか
・将来、家族の暮らしで変化しそうな部分
を始めとして家に望むこと・・・例えば
・共働きなので家事を楽にしたい
・家族で本を読んだりパソコンが出来るスタディコーナーが欲しい
・床は無垢にしたい
・将来は母が同居する可能性があるので6畳以上の和室が必要
・予算はトータルでこれくらい
・ペットを飼いたいと思っている
・ピアノを置きたい
などなど、漠然とした希望で構いませんのでどんどん細かく文章化していきます。
そしてその中で重要なことと、出来れば実現出来たらいいな、と思うことを分けていきます。
色で分けても構いません。
気になる家の写真や切り抜きなどがあれば数点見せるようにすると、勘のいい建築家や設計士さんは、そこに共通する好みや希望を読み取ってくれるものです。
このようにしてプロの提案を待ちましょう。
そうすると、自分で考えていた以上の良いプランが出来てきたりします。
全体的にいいなと思ったり、見た時にワクワクする、生活しやすそうだ、など気に入ったプランがあれば、それをベースに細かい希望を反映させていけば良いと思います。
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