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家が完成するまでの道のりは、長く複雑。「知らなかった」「失敗した」などを防ぎ、効率よく「家作り計画」を進めていくための標準的な流れ・ロードマップをご紹介。
☆1.「家づくり家族ミーテイング」

何よりも大きな家族の共同作業となる「家づくり」。理想の家は?家を建てて、その先のライフスタイルは?など、家族のあいだで、しっかりとした共通認識を作って、チームワーク良く、マイホーム完成までのロードマップの上を歩くことが大切です。
そこには、もちろん、情報の集収と共有が必要になってきます。情報集収の第一番目は何よりも、ハウスメーカーへのカタログ請求ということになります。
☆2.「資金計画のシミュレーション」

資金計画を立てる上で、重要なのが頭金の額。総予算の3割を目安にするのが普通です。
本体工事費のほかに、土地購入費、設計料などで現金が必要になることがあることにも注意。
住宅ローンについては、ライフプランに合わせた選択や利用の方法について、金融機関を利用し、遠慮なく相談することです。
☆3.「土地を探す」

土地によって、建物の質が大きく左右されます。
マイホームを手にしてから後のライフスタイルの行方、暮らしやすいかどうかなどについても、土地の良し悪しが強く影響してきます。
地盤、立地条件、周りに住んでいる人たちの雰囲気、など納得がいくまでリサーチすることが必要です。土地探しに失敗は許されません。
☆4.「ハウスメーカーを選定」

ハウスメーカーの選定に当たっては、担当者とのあいだに信頼関係を築くことが重要です。条件や価格などのやりとりのなかで、担当者との充分なコミュニケーションを心がけると良いでしょう。
正式に依頼を行う前に、簡単なスケッチ(有料の場合もありますが)や見積もりを出してもらい比較検討することも可能です。
☆5.「いよいよ契約」

契約時には、設計監理を依頼する「設計監理契約書」と「工事契約書」を取り交わします。
いずれもサインをする前に、納得いくまで契約内容の確認が必要です。
また、付随して受け取ることになる「重要事項説明書」や「本見積書」などへの確認も細かく必要です。
☆6.「設計図面のチェック」

家づくりの要望を反映した設計図を作成します。
作成された設計図にオーケーを出した後の変更は追加予算を請求されるケースもあるため、しっかりとした確認が必要です。
設計図ができ、設計内容が確定すると「確認申請」の手続きへと入り、建築のための法的許可を取ります。
☆7.「住宅ローンの契約」

確認申請が下りると資金の準備へとロードマップは進みます。住宅ローンの契約です。
住宅ローンには、公的ローン・準公的ローン・民間ローンの3種があります。
それぞれ金利や条件も異なりますし、契約に当たっては、保証料などの諸費用が要になります。また、多種に渡る書類を用意することになります。
☆8.「工事のスタート」

資金が整えば、「工事契約書」に沿って、いよいよ工事が始まります。
工事の開始前に、ハウスメーカーが近隣の家に挨拶に回りますが、その際に同行するのも、その後を考えるといいかもしれません。
工事中にまめに現場へと足を運び、進行状況をチェックすることは大切です。
設計図との違いを発見したような場合の修正の申し入れは、早めに行うことが得策です。
【工事の種類と流れ】@地鎮祭・土工事・基礎工事A躯体工事・上棟式B屋根工事C外装工事D内装工事E設備工事F建具工事G仕上工事
☆9.「竣工検査」

ロードマップはいよいよ引き渡し前夜です。
ハウスメーカー始め工事の関係者揃っての竣工検査が行われます。雨漏りはないか、きしみやたわみはないか、外壁・屋根・床などの確認、給湯器やエアコンの正常な作動の確認などが細かく行われます。問題点があれば、補修・改善工事が行われます。契約・設計図通りの建築が確認されれば「検査済証」を受け取ります。
☆10.「引き渡し・登記手続き」

いよいよ、引き渡しです。鍵・設備保証書・取り扱い説明書などを受け取り「不動産引渡確認書」を取り交わします。
その後、建物の「登記申請」「住所表示申請」などを管轄市町村へ申請します。
「登記申請」には「所有権登記申請」「抵当権登記申請」があります。
なお、この時点で工事費の支払いを終えます。
☆11.「新生活スタート・ローン支払い開始」

電気・ガス・水道などライフラインの開設を行い新生活へと突入です。同時に住宅ローンの返済も始まります。
土地建物のオーナーとして、不動産取得税・固定資産税の負担も発生します。
